TBSラジオで放送されているらしいたけくまラジオを、毎週ダウンロードしてW-ZERO3で聞いてます。
10月から始まって、今週11/8のお題は「オタクとは」。
かつては「マニア」と呼ばれた人たちに、人格に対する評価の視点が加わった言い方が「オタク」。
「マニア」はひとりでやってる場合もあるが、「オタク」は他者との関係が重要。
「オタク」という他者への呼びかけを使う人たちはずっと昔からいた。全共闘世代とか。
「オタク」はおおむね10年区切りで現在第三世代まであるといわれている。
オタク第一世代が1955年~1965年生まれで、テレビアニメの登場によるメディアミックスとともに育った世代。その前のプレオタクは漫画が中心。
第二世代は1965年~1975年生まれ。特徴については特に言及なし。
第三世代はゲーム世代。
「オタク」の登場は、日本が豊かになって子供部屋を持てるようになり物を貯め込めるようになったことも大きい。
大雑把にそういう内容ですが、興味があれば聞いてみてください。
1957年生まれの僕は第一世代なわけですが、今回の説明がすごく納得いくもので、よかったです。
「オタク」の説明というと、198x年ごろ中森某が言い出したのが最初でとか言う話が出てくるんですが、そんなのそれ以前から二人称にオタクという言い方を使ってた人間にとって、みんなが使ってる言葉を商標登録しちゃうとか、そういう行為と同等にしか見えなくて、「ちょっと待てよ」状態なわけですよ。今回の説明の中にはそれがまったく出てこないのもよかった。
ちなみに僕が友達と互いに「お宅」という二人称を使うようになったのは、中学生の頃「0011ナポレオンソロ」のなかで、ソロとイリヤの会話に出てきたのがちょっと普通の言い方と違っておもしろいと思ったからまねをしたのが最初。遠い昔の話ですね。
ちなみに、放送の中で触れられなかった第二世代の特徴は「ビデオ」だと思います。
第二世代が物心ついた頃には家庭にビデオデッキがあるのが割りと普通になっていたと思う。
ビデオの登場でアニメの見方が明らかに変わりましたからね。本放送を逃したらいつ再放送があるかわからない中で集中して見るという緊張感は、ビデオ導入以降すっかり失われてしまいました。
そして第三世代の「ゲーム」は双方向ということで。
竹熊さんの説明で、僕の中ではっきりと言語にできないままもやもやしてた部分があった「オタク」について、すっきりと整理できてほんとによかった。