a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

カスペルスキー・インターネット・セキュリティとOutlook

NOD32を試用していたのだけど、カスペルスキーというのが11/17に出るという話を聞いて、せっかくなのでそれも検討するかということで、発売日の11/17にカスペルスキー・インターネット・セキュリティの体験版をダウンロードして使ってみた。

結果からいうと、2003年製のThinkPad X31では完全スキャンに2日半ぐらいかかったりしてちょっと使い続けるのはつらいかなという結論に達し、アンインストールした。

もともと買おうと思ってるのはアンチ・ウィルスだけなのだけど、せっかくなのでインターネット・セキュリティの全機能を生かしてみたら、初期状態ではIEのアドレスバーにurlを1文字入力するたびに警告が出るなど、ちとうっとうしい。

まあ、Nortonのインターネット・セキュリティも似たようなもんだったが、この辺の機能はやっぱり要らないなぁ。

完全スキャンをかけると、Outlookの受信済みメールまで全部スキャンしてくれて、NAVで検知して保存してあったウィルスつきメールもしっかり見つけて警告が出るなど、検出に関してはいうだけのことはある。

でもまあ、前述のように完全スキャン2日半だし。

2回目以降のスキャンでは変更のないものを飛ばすなどの機能があるようだけど、それを体験する前にアンインストールしてしまったので確認できず。

アンインストールにいたった直接の動機は、スパムメールの件名に「[!! SPAM] 」とつけてくれるのを、まとめてクリアしようとしたときに発生したトラブル。

途中からメール毎に「MessageSaveがロードできない」だかなんだかのダイアログがでまくって、一応目的は果たしたのだけどOutlookが修復を促すメッセージを出してくれて、[ヘルプ]-[アプリケーションの修復]をして、、、細かい手順は忘れたけど、起動しなおしたら無名のツールバーがだ~っと並んで受信トレイが見えず、Outlook仮想メモリサイズが1.8G。操作しようにもリソース不足でダイアログが出ないという現象に陥った。

カスペルスキーの設定をいろいろ変えてみたが、Outlookの現象は変わらず。

結局Outlookを再インストールしてみたが、それでも同じなので、カスペルスキーをアンインストール。それでも無名ツールバー(数えたら79個あった)が並ぶ現象が変わらない。なにしろメニューからツールバーを削除しようとしてもリソース不足で操作を完了する前にOutlookが落ちてしまうのでお手上げ。

ふと思いついて起動時にツールバーを追加しているであろうファイルを探したら、Outlookでは下記ファイルだと判明。

C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Microsoft\Outlook\outcmd.dat

このファイルを削除したら、79個の無名ツールバーが消えて、Outlookが起動できるようになった。

直接の原因はOutlook 2003が発狂したことだが、発狂の原因にカスペルスキーが直接・間接にかかわっていると思われるし、たとえそれがMessageSaveなどの他のソフトと干渉したことによるとしても、これまで問題なく使っていた環境が壊れてしまうのでは使えないということで。

ウィルス検知機能はすばらしいと思っただけにちょっと残念ではある。