買ったのはここ。
「はやぶさ」について、糸川英夫までさかのぼって解説する。ロケットについて、運動量とはなんぞやというところまでさかのぼって解説する。そして「はやぶさ」の動きを追う。
おもしろかった。
この本を読み終えて思うことは、やっぱこれです。
帰って来い「はやぶさ」。
宇宙研のロケットと衛星についての説明は、その成り立ちとそれぞれの特徴などについて基本的な事項にさかのぼって書かれていて、とてもわかりやすい。
ロケットの説明をするのに力学の運動量から説明するところなども誰にでもわかりやすくということに注力されているのがよくわかる。もっとも、イオンエンジンの説明はそれでもちょっとわかりにくかったかも。
あとがきを読むと、本書は一般に公開されている情報だけで書かれているそうだ。それを誰にでもわかりやすくまとめている「吉田武」って、誰?著者についての情報が何も載ってないのはちょっと手抜かりな気がする。検索してみると、数学の本をたくさん書いている人のようだけど、よくわからなかった。
ところで、川口プロマネの話を聞いたときに書いた「はやぶさ2」について、「はやぶさ2を実現させよう勝手にキャンペーン」というページができている。あのあと財務省に投書したけど、さらにメールを送ろうか。