前出たやつを読んだのが1999年。
出れば買う。買えば読む。
う~む、クライマックス以外かなり忘れてたけどこんなに泣ける話だったか。
『宇宙へのパスポート』が出始めたのが2002年。MUSES-C(はやぶさ)打ち上げが2003年。はやぶさのイトカワ着陸が2005年。
小学生のころから宇宙へのあこがれを刷り込まれているジェミニ・アポロ世代だけど、1999年と今とじゃ知ってることが段違いに増えていることに気づく。本作の中で説明されている軌道の話とか、通信の話とか、「はやぶさ」で本物の話をたっぷり見て聞いているので、状況がよくわかる。そして今はじめてこの本に込められていたリアリティに気づく。
地表の状態がわからない初めてのところに着陸するミッションって、はやぶさと同じだし。
女子高生たちが自分たちの決断で月に向かう。
なんかもう途中からうるうる来る場面ばかりで電車の中で読んでてちょっと危なかった。
やめられなくなって帰宅後も読んで読了。
面白かった。
それにしても、帰って来い「はやぶさ」。