ドキドキの実写ドラマ。
直前になって、脚本が岡田惠和だと気づいたので、比較的安心して放送を見た。
感想はちょっと複雑。
舞台を現代に持ってこずに昭和58年にしたのは正解だが、導入部とラスト近くに挿入された2007年のシーンが原作ファンである僕の気持ちをかなりかき乱してくれた。
原作を最後に読んだのが何年前か覚えていないぐらい前なので、エピソードの順番についてどの程度いじってあるのかよくわからないのだけど、とりあえず大学合格までをうまくまとめて、新キャラ登場で終わって次回に続くという作り。
原作を読んでる人間と、このドラマで初めてふれる人間とでは受け止め方が違うだろうけど、結構よかったかな。一刻館の前が坂道じゃないことについては、意見が分かれそうだが。
伊東美咲の響子さんは、最初聞いたときはどうかなと思ったけど、実際に見るとなかなか雰囲気も出ていたと思う。
原作でも頻繁に登場する妄想シーンとか、「友達の坂本」とか、いじり具合もいい感じ。坂本については、こんな無害な存在にしていいのかと思わないこともないが、アニメ版でひどい奴にしてたいじり方と比べれば無問題。
でもまあ、あの長い物語を短いドラマにまとめるとエピソードを追うだけになって、あまり感動は覚えないなぁ。いっそ朝ドラにして半年やってくれればおもしろいかも。
さて、この続きはいつやってくれるんだろうか。楽しみである。
が、2007年のシーンが意味しているであろう事実が明らかにされるのが怖い。
そんなことは認めんぞ。
いやしかし、それにしても年齢がちょっとあわないと思うのですが。
ところで、当時ついに発売されなかったPIYO PIYOエプロンが、テレ朝のショップで売られたりしたら買ってしまいそうだなぁ。