a_sue’s diary

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『ワイルド7 10 [首にロープ]編』 望月三起也 ぶんか社コミック文庫

初出が週刊少年キング1972年11/20号 No.49〜1973年5/3号 No.20
トクマフェイバリットコミックス版が第9話「緑の墓」で止まったので、ここからは完全版としては未知の領域に突入。
ちょうど実写版テレビが放映されていた時期で、初心に帰って最初の頃にしか出てなかったチェス盤やトレーラーが復活したりしてちょっと仕切り直した印象のある話だが、悪党と判断したものを処刑するワイルド7のシステムが、誤った対象を悪党と判断してしまう可能性を示したという意味でもちょっとキーポイントな作品かな。
ヒットコミック版を最後に読んだのが少なくとも25年ぐらい前で、それ以降に出たものはトクマフェイバリットコミックス版しか買ってないので、場面場面は覚えていても話の流れは忘れてたし、もちろんヒットコミック版でページがどう編集されていたかも記憶になく、完全版らしさを感じるのはところどころに入っている扉ぐらいのもので。
親の家に置いてあるヒットコミック版と比較してみたいなぁ。
7〜9巻が新書版1.5冊分で薄めだったのに対し、10巻はまた新書2冊分のボリュームで分厚い分お値段も少々高めですが、その価値は十分あります。