a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『本を読む本』 M.J.アドラー C.V.ドーレン 外山滋比古、槇未知子訳 講談社学術文庫

買ったのはここ
本は頭から読むもの。読む速度は脳内音読で。というのが物心ついてからこれまでの読み方。
パソコン通信を始めてから、脳内音読よりはるかに早く読んでいる人がいることを知った。さらに速読法というのがあることをその後知ったが、基本が小説読みなのでなんかそんなに急いで読んでどうするのという気持ちでいまいち気持ちが動かなかった。
もちろん、本屋でぱらぱらと全体を眺めることはあるし、仕事の参考書などではどんな情報が載っているのか全体をざっと見て、必要なところだけ精読すると言うこともある。でもそれが読書だとは思っていなかったし、読書法としても意識していなかった。
この本では、読書の種類、目的をきちんと示し、そのための技術を説明してある。目で文章を追って意味を理解するのは「初級読書」で、その先に短い時間で全体の内容を理解する「点検読書」があり、その上の内容を深く読み込む「分析読書」では本と対話し、内容を完全に自分の血肉とする。その先のもっとも高度な読書が「シントピカル読書」。一つの主題について、複数の本を読み込む。
とりあえず、文字を追う目の速度を上げるよう努力してみた。そこからかい。

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)