a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『私の居場所はどこにあるの? 少女漫画が映す心のかたち』藤本由香里 朝日文庫 朝日新聞社

買ったのはここ
少女マンガが何を描いてきたか、という本。
読んでるあいだいろいろ納得しながら読んでいたのに、読み終えて丸1日たったら例によってだいぶ忘れている。
家庭での居場所から、恋愛中心に移行し、さらに社会の中での居場所、さらには宇宙の中での居場所と、中心が移り、範囲が広がっていく。
60年代から少女マンガを読んできた身としては、その価値観にかなり影響されて今に至っているわけだが、それも80年代までのこと。その先のことはあまり知らない。
90年代に少女マンガが到達した場所が「エヴァンゲリオン」のテーマと重なるというのはあまり考えたことがなかった。