a_sue’s diary

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『マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1』 広瀬正 集英社文庫

ぼけてて、新潮文庫の棚を探してしまった。集英社文庫ですよ。
今月の新刊予定に出てきたのを見て楽しみにしていたものを、ちゃんと発売日にゲット。
見た目は1982年に出たものと同じに見えるが、帯に「活字が大きく読みやすくなりました」とある。老眼にはうれしい。
前の版が436ページ、この改訂新版が518ページということなので、その差分が活字が大きくなった分ということだろう。内容については、おなじものです。
集英社文庫版が出たのが1982年2月。奥付によればその最後が1998年の第12刷とのことなので、10年ぶりですね。
作品については、いろんなとこでいろんな人が語ってるので今さら僕などが書くこともないけど、時間テーマSFの大傑作です。高校生の時同級生に借りたラジオドラマのカセットテープがファーストコンタクト。ひっくり返りましたよ。彼にはウルフガイ・シリーズも教わったのだけど、感謝感謝だよなぁ。当時ハードカバーしか出てなくて、それも彼から借りて読んだはず。1982年に出た文庫で広瀬正の全作品を読んだのもずいぶん前の話になってしまった。今も全巻持ってますが、今回の改訂新版であらためて読み返せるのがうれしい。

マイナス・ゼロ (集英社文庫)

マイナス・ゼロ (集英社文庫)