a_sue’s diary

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『戦後SFマンガ史』 米沢嘉博 ちくま文庫 筑摩書房

買ったのはここ
着手したのがだいぶ前なので、最初の方の話を忘れてる。
マンガが、その初期の手塚作品からSFであり、手塚作品の土台の上に日本のSFが広がっていった。とかなんとか。あとは年代別にSFマンガの変化とか、劇画とSFとか。著者は1953年生まれとのことなので、僕より4歳年長で、たぶん同じようなものを見て育っていると思う。当時当たり前のように受け止めていて、変化とも思わなかった変化を、このように俯瞰して解説できるってすごい。
この本は1979年までの状況についてまとめ、1980年に出版されたそうだが、残念なことに当時その存在すら知らなかった。あの頃この本を読んでいたら、どんな風に受け止めただろうか。
それにしても、解説が高千穂遙というのがなんともだなぁ。

戦後SFマンガ史 (ちくま文庫)

戦後SFマンガ史 (ちくま文庫)