『ミニスカ宇宙海賊(パイレーツ)』笹本祐一朝日ノベルス朝日新聞社出版

買ったのはここ。
女子高生ということだけど、現代の地球の女子校とはまったく関係ない世界のお話で、ひょっとして現代の地球と地続きじゃない世界って、1986年の「スターダスト・シティ」以来か?
笹本の世界ではあるのだけど、いつの間に夏休みになったのかよくわからなかったり、バーベキューロールしてる宇宙船から外に出たら振り飛ばされる力が働くだろうってあたりにまったく触れてなかったり。とくに展開するマストも回転してるなら、先端に掴まっていれば展開して行くにつれて遠心力が強くなるわけで、そのあたりの描写不足も笹本にしては不満。
新シリーズの第1作ということで、世界の設定に関してはきっちりやってあるだけになんだかな〜って感じである。そこそこおもしろいんだけど、そういう細部が気になってしまって乗り切れなかった。