取り上げたのは1963年の『鉄腕アトム』と1978年の『未来少年コナン』。進化って、そこまでかい。
ゲストは杉井ギサブローさんと大塚さん。どちらも当時の現場の写真とかが出てきて良かった。
アトムは手塚治虫自身がやった第1回と最終回が比較的長く取り上げられてて、たぶん手塚原画なんだろうなというカット多数。絵が良いよね。で、なんとアトムでスタジオ・ゼロが担当した「ミドロヶ沼」のカット袋が虫プロの天井裏部屋から発掘されたということで、藤子・Ｆ・不二雄、藤子不二雄(A)、石森章太郎、つのだじろう各氏の名前が入ったカット袋と原画、あとその映像が紹介されていた。これは結構貴重だったかも。
コナンはNHK25周年で、初めてのアニメ番組ということで作品を提案した話から始まって、アレクサンダー・ケイアレグザンダー・ケイの「のこされた人々」に決まって、宮さんを持ってきて、大塚さんが欲しいと言われて、というあたりを中島順三プロデューサーが語る。一般向け番組でこの辺の経緯を語るのって初めてかな。
コナンのラストが見事にダイジェストでまとめられていて、見てて泣けちゃったよ。
虫プロ系と東映動画系というくくりで、低予算で週1回放送のテレビアニメを実現した作品と、動かしてみせることを重視した作品をとりあげたというとこでしょうか。
貴重な映像もあってなかなか楽しめた。
