『ヒカルの碁完全版 4』原作：ほったゆみ画：小畑健愛蔵版コミックス集英社

初出「週刊少年ジャンプ」H11年(1999年)34号〜44号。
買ったのはここ
完全版になって単行本の切れ目が変わったおかげで、sai編が1冊に収まった。saiのエピソードは完全版3巻ラストの「第29局zelda」から始まってるのだけど、その前が切れ目だと引きもなんもないつまらない構成になってしまうので、これは見事。実はこのあたりも考えて全20巻という構成を決めてたりして?
新書版では巻の切れ目になっていた「第34局追憶の一局」のラストの、パソコンの前で対局を待つ塔矢アキラの引きも好きだったのだけど、今回の「第39局実力を知りたい」で海王中の大将と対局することになるとこでの引きもなかなかよい。これがその前の「第38局千年のワガママ」のラストの「石片づけとけよっ」で終ってたら続きを読みたい気持ちにならない。
こう見ていくと、区切りが変わっている完全版もそのあたりきっちり設計してあるのかも。