買ったのはここ
ご本人の本で知ってた話もあるが、周囲の人たちの話も興味深い。
徳間社長の名言「金ならいくらでもあるぞ、銀行に」。
鈴木敏夫が1,500万かけてジョン・ラセターに送ったというビデオレターを市販したDVD『ラセターさん、ありがとう』は、僕も買ったけど、この本に書いてあるような宮崎駿のプライベートにも興味があるというより、この時点ではジョン・ラセターに興味があった。漠然と作品を見てきたピクサーについてもっと知りたい時期だったし。
この本を読んで、やっぱりジブリで働くってことは目の前の快楽だけなんだなというのがよくわかった。宮崎駿、高畑勲の作品を作るためだけに存在しているという、ある意味潔い姿勢ではあるけど、そこで働いてる人は現在の職分を受け入れるだけしかない?動画から原画にはあがれるかも知れないけど、演出にあがれる人っているんだろうか。
アニメーターの育成に力を入れてるらしいのはわかるけど、それ以外の機会があまりに少ないよね。
普通の会社は、後進を育成して、次の世代だけでまわるようにするというのがひとつの目標だけど、ジブリの場合は宮崎駿が作らなくなったら終了という感覚。ご本人たちも言ってるけど、普通の会社じゃない。
なんだかもやもやっとして考えがまとまらないのでこの辺で。
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