志田未來ちゃんのドラマだけど、今時インドで支配階級な暮らしをしてたのが学校でいじめられるドラマってどうなのって気分で、あまり乗り気じゃなかった。
家族が見るからおつきあいで見始めた。
いや、ごめんなさい。岡田惠和脚本を甘く見ちゃいかんかった。
最初のインドのシーンでこそ苦笑しながら見てたものの、セイラが入る学校の院長先生が、同級生だったセイラの母親と一緒に写ってる写真を見てるシーンでもうこの先院長が意地悪になる理由が説明され尽くしてる。え、ちょっと待って？これそういうドラマなの？って感じですよ。
転入してきたセイラがまた天真爛漫なようでいて基本的に上から目線で、自分ひとりだけ特別扱いの豪華な個室だってことを当たり前のように受け入れる世間知らずなお嬢様で、初対面でいきなりタイの結び方にけちつけられたらいい気分しないよなぁってとこもうまい。フランス語の授業の件でも院長の面子をつぶし、クラスから浮くような展開になるし。
朝食を作る試練では料理人の面子をつぶし、勝負に勝って上から目線で友達になる嫌な子ぶりが見事だ。
ここまできちんと嫌な子を積み上げた上で、父親が約束した寄付をする前に死んだという展開でどん底に落とす。まわりから辛く当たられるのも当然。
最初はくずドラマだと思ってたんだけど、失礼しました。
この展開をやったあと、最後にどうひっくり返すのかが楽しみですよ。
