a_sue’s diary

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『鉄人28号 14 ファイア博士の大野心』 横山光輝 潮漫画文庫 潮出版社

初出 月刊「少年」 1963年5月号別冊付録〜12月号別冊付録
前半が「ブラック博士の巻」、後半が「ファイア二世の巻」から「ファイア三世の巻」。
というか、カッパコミクスやサンデーコミックスでの刷り込みがあるからファイア二世とファイア三世を分けて考えちゃうけど、ビッグファイア博士編という一続きの話なのだよね。
「ブラック博士の巻」は、モンスター編が終わった1963年5月号別冊付録の最後からスタート。その後繰り返し使われる追われる男のシーンで始まる。鉄人がほとんど出てこないエピソードで、7月号本誌をその翌年ぐらいに見たことがあるのだけど鉄人がまったくでてこないのでなにがなにやらさっぱりわからん、だったなぁ。で、終わるのが8月号の別冊付録の途中。
謎の男がムカデロボットで挑戦してくるファイア博士編導入部が8月号別冊付録で、敷島博士がロボット見本市のことを言い出すのが9月号本誌。ファイア二世が登場して一暴れするのが9月号別冊付録で、9月号は発売日が8月頭なので、夏休みはみんなこの新しいロボットとどう戦うのか楽しみにしてすごしたんでしょうね。僕はまだリアルタイムで読んでない時期。
10月号の別冊付録でホワイト・バッファロー山に挑戦するところは、カッパコミクスになる前に友達の家で読んだことがある。翌年のことだけど。
ここでひとつ謎なのが、P.307の調整ページ。別冊付録の真ん中になぜこんなページがあるんだろう? オリジナルの見開きがどうなってるか知りたいなぁ。
そして12月号で新たなロボット、ファイア三世が登場したとこでつづく。
鉄人28号」のアニメが始まったのが1963年の10月。ちょうどこの「ファイア二世の巻」の途中ぐらいだったんですね。
とまあ、掲載時期を細かく見ていくのもいろいろ楽しかったりして。

鉄人28号 14 (潮漫画文庫)

鉄人28号 14 (潮漫画文庫)