アリスへの決別 | 『うぶモード』 | コアマガジン | 2010年4・5月号 |
リトルガールふたたび | 小説現代 | 講談社 | 2009年8月号 |
七歩跳んだ男 | 『NOVA 1』 | 河出文庫 | 2009年 |
地獄はここに | 『ファントム』 | 二見書房 | 2006年 |
地球から来た男 | 『SFマガジン』 | 早川書房 | 2010年2月号 |
オルダーセンの世界 | 『SFマガジン』 | 早川書房 | 2010年7月号 |
夢幻潜行艇 | 書き下ろし |
買ったのはここ
「七歩跳んだ男」以外は初めて読む作品ばかり。面白かった。
基本は、近未来のハードSF的インフラとガジェットを使った社会の中で、時事問題だったりと学会的な物の見方だったりを展開するパターン。かな?最後の作品はその定義からだいぶ外れるけど。
あとがきのあたまにある
「創作とは0から1を生み出すことではなく、1から2や3を生み出すことである」というのが僕の持論です。
というのがよいですね。
過去の作品に影響されてない作品など存在しない。特に最近のマンガの盗作騒ぎはうんざり。構図をまねたっていいじゃん。って、それはこの作品と全然関係ない話だけど。
あとがきはネタバレなしと書いてあるのだけど、僕のネタバレ耐性レベルがどんどん下がってるというかネタバレと考えるレベルが上がってるというか、もはやどういう題材を扱ってるとか、舞台がどうだとか、そういうことすら知らずに読みたい/見たいと思うようになっている。自分でそれに気づく瞬間を味わいたいから。すべては映画『ターミネーター2』を事前情報を極力排して見に行って、シュワちゃんが味方だとわかったときに椅子から落ちるほど驚いたあの体験から始まった。
というわけで、昔は後書きから読んでいたけど、最近はおなじみのシリーズ作品以外は後書きは最後に読むようにしてる。といいながら、この本の後書きは最初にちょこっと読んで、各作品に関する部分だけ読後に読んだのだけど。それでも次が目に入ってしまって失敗したと思ったとこもあり。
ともあれ、そんなことは関係なく面白かった。
- 作者: 山本弘,大石まさる
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 文庫
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