『21世紀版少年少女古典文学館 3 落窪物語』 氷室冴子 講談社

買ったのはここ
着手が遅れてる間に日に焼けたりなんか飛び散ったものがかかったり、申し訳ない状態になってしまった。
着手したら面白くてやめられず、さくさく読了。
平安時代版シンデレラという話なのだけど、なかなかあからさまな描写が多くて、それが「少年少女」になじみのない言葉に対する脚注とアンバランスな感じがしてドキドキ。いや、だって夜に男が忍んで来て寝床で抱きすくめられて一夜を過ごすとか、夫婦の契りを交わすとか、そういう話なんですもの。
なかなかリアルな人間関係とか、当時の風習とかの描写が楽しい作品でした。
多分これで氷室冴子さんの著作は全部読んだことになるのだろうな。

落窪物語 (21世紀版少年少女古典文学館 第3巻)