a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『遺言』 岡田斗司夫 筑摩書房

買ったのはここ。1週間かかりましたね。
同世代で、作品やらゲームやら、かなりの部分を見たり買ったりしてるので外からはだいたい知ってる。「DAICON III オープニングアニメ」のVHSを赤字救済委員会に郵便小為替送って購入したし、IVの時は桃谷の大きくなったゼネプロで買って、居合わせた山賀さんにサインしてもらった。DAICON FILM作品は友達が手に入れたのを見せてもらった。「王立宇宙軍」は劇場で見た。「トップをねらえ!」は友達がVHSを買ったので発売時に見てる。オタククイズの「電脳学園」も買ったのだけど、今回エロゲとしか紹介されてなかったのがショック。オタククイズが面白かったのに。「サイレント・メビウス」は原作も知らないのに買ったゲーム。「バトルスキンパニック」は友達にやらせてもらってICBMとの戦いに大受けした。「ふしぎの海のナディア」は録画したけど、ほとんどは生で放送を見てる。「プリンセス・メーカー」も買ったよなぁ。その後の本もなんだかんだでほとんど全部読んでるはず。数年前、「ぼくたちの洗脳社会」にさかのぼって、SF者らしい相対化した価値観で世の中の変わっていく方向を示した考え方を知ったときには、なるほどという納得感があった。
この本ではそういう作品の裏にあるテーマとか、表に出ない企画で煮詰まってた時の話とか、岡田斗司夫のものの考え方のベースが言語化されていて興味深い。クリエーターの話、プロデューサーの話、会社をやっていく話。いろいろ経験しているなぁ。
「フロン」の結果、家庭から自分をリストラしたように、岡田斗司夫は現在貨幣経済から自分を切り離そうとしてるように見えるのだけど、この本はそこに至るこれまでの人生を語ってるってことかな。あ、あと今のおかしくなってる倫理観とかに対してもいろいろ。
面白かった。

遺言

遺言

書き忘れ
実現しなかった企画の中で、「光速エスパー」とか、「レインボー戦隊ロビン」とかは見てみたかったなぁ。特に山下いくとデザインによる「光速エスパー」の強化服は見てみたい。