a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『マンガ大戦争 1945〜1980』 幸森軍也 講談社

買ったのはここ
こないだの『まんが学特講』とはまたずいぶん趣が異なる本。主に少年誌〜成人〜青年誌の創刊の歴史をたどりながら、それぞれの雑誌が目指したもの、編集方針などを分析してあって興味深い。
僕がマンガを読み始めたのは1963年頃なので、少年マンガはまだ月刊誌も元気があって、週刊誌とともにごく当たり前にそこにあった。さらに近所の貸本屋さんにはここで紹介されてる貸本もあった。鬼太郎は貸本で最初に読んでるし。
大人向けのマンガ雑誌というのが意外に昔から存在するのだけど、少年マンガから生まれたストーリーマンガの対象年齢を上げた形での成年誌の登場は割とあと。少年マンガで育った僕などは、少年マンガを描いていた人以外あまり興味がなくて、そういう人たちが描いてる雑誌をたまに読む程度だったなぁ。
それにしても、少年画報社の宝の持ち腐れぶりはほんとになんなの。

マンガ大戦争 1945-1980

マンガ大戦争 1945-1980