a_sue’s diary

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『バクマン。 12 画家と漫画家』 原作:大場つぐみ 漫画:小畑健 ジャンプ・コミックス 集英社

週刊少年ジャンプH22(2010)年39号〜47号掲載分。
うわ、単行本1冊で9回分か。立ち読みで時間がかかるのは、文字が多いだけじゃなくページも多いからだったか。
というわけで、連載を立ち読みで読んでるので単行本はそれをもう一度たどるだけ。ライバルと張り合う気持ちで新しいことに挑戦する。ストレートに前を向いてる若者たちの前に立ちはだかる「オトナ」の価値観。それがとりあえず解決したところでつづく。
この作品を読んでいて、時々びっくりするのがマンガについての常識の違い。ネームと言えばこまわりと吹き出しのセリフ程度だと思ってたし、原作と言えば文章で書くのが当たり前(梶原一騎とか平井和正とか)と思ってた。それがこの作品ではネームって絵コンテレベルだし、原作は絵コンテのネームで出すのが当たり前と思ってるし。
今回のびっくりは下書き。下書きってアタリをとる程度が普通だと思ってたのに、最高は完成形の絵を下書きして、それをたどるように清書してたって言うんだもの。今頃ペンの速度が遅いって、それじゃ線に勢いがないのでは。って、自分で描いたことない人間が知識だけで言ってますが。
最後の方にすっかり丸くなった蒼樹嬢がちょこっとだけ登場。今やってるアニメでは、とんがってた頃の蒼樹嬢が出ているので、マンガの方は和む。
蒼樹嬢と言えば、今回の表紙は平丸くんなのだけど、カバーを取るとちょっとだけ遊んであるのが笑える。

バクマン。 12 (ジャンプコミックス)

バクマン。 12 (ジャンプコミックス)