a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

和田慎二先生

和田慎二先生が亡くなった。61歳はまだ若いよ。

7/6の朝、n-mixのtryで未確認情報として知り、Twitterを検索してソースを確認したが、公式に発表されたのは7/6の午後ぐらいだったのかな。
さかのぼって書くのも変なので、今日の日付で書く。

熱狂して作品を追いかけたマンガ家としては、多分初めての人。萩尾望都先生に出会うよりも早かった。
初めて出会ったのは「銀色の髪の亜里砂」後編。高1の夏休みに従兄弟の家で見た別マ5月号。
しばらく少女マンガを読んでなかった間にこんな人が出ていたのか!
というわけで、以後、過去作品を含めて雑誌掲載と単行本(その時点ではまだ1冊も出ていない)を追いかけることになる。別マの掲載号を買うようになったのはもうちょっと後だけど。
「愛と死の砂時計」「大逃亡」「呪われた孤島」「オレンジは死の匂いオレンジは血の匂い」、1作1作を何度も何度も読み返した。
雑誌掲載分には日時とo.p.ナンバーが振られていて、それをたよりに過去の全作品を追いかける。
リストを作ろうとがんばっていますというファンレターを出したら、返事で作品リストを送っていただいた。もちろんワープロなどない時代なので手書きで。感激しました。
予告の小さなカットまで全部切りぬいて保存してたなぁ。いや、まだ親の家のどこかに雑誌掲載版のスクラップと一緒に切り抜きが詰まった洋3の封筒が埋まってるはず。
マンガ家通信みたいなののカットに登場するヒルダちゃんが「太陽の王子ホルスの大冒険」のヒロインだと知ったのはもうちょっと後だった。

新創刊された「花とゆめ」という、男子高校生にはちょっと恥ずかしい名前の雑誌に「ケンタッキーのくまかあさん」が載り、以後別マから花とゆめに舞台を変えて掲載される作品をちゃんと追っかけました。「花とゆめ」という誌名については、あっという間に意識の中で単なる記号になってしまい、特に恥ずかしいとも思わなくなった。
おかげで「ガラスの仮面」を連載初回から読めたという副次効果もあったし。

好きだったのは「パパ!」のシリーズとか、神恭一郎ものとか。「キャベツ畑でつまづいて」も良かったなぁ。アクション以外の作品もけっこう好きだった。

ぐぐったら作品リストがあった。
だから大好き(~o~) ヒゲクマ先生 - Website Under Maintenance
これを見ると1980年代以降、取りこぼしてる短編とかけっこうあるなぁ。
最後の連載作品「傀儡師リン」は、結局1冊も読んでない。

最近はあまり熱心なファンではなかったかも知れないけど、ほんとに好きでした。
ご冥福をお祈りいたします。