a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『デッド・オア・アライヴ 3』 トム・クランシー グラント・ブラックウッド 田村源二:訳 新潮文庫 新潮社

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誰が何をしようとしているのか、だんだん見えてきた。
それにしてもキールティ現大統領をここまで無能に描くのって、クランシーにしては珍しい気がする。最初はまった頃の「今そこにある危機」あたりでは、それぞれが自分の信じる正義を行おうとしているが、それがぶつかり合っているという描写にしびれたものだったが。そういう意味では衰えてきたってことだろうか。それとも小説に託して現実世界に対して何か言いたいのだろうか。
クランシーといえば、ほんのちょっとしか登場しない端役もちゃんと人生をしょってる描写が魅力でもあり、それ故どんどん長くなるという諸刃の剣でもあるのだけど、とうとう旅客機の過去まで語っちゃった。どんな経緯でその路線を飛んでるかなんてとこまで描かなくていいです(笑)
いよいよクライマックスよ。

デッド・オア・アライヴ〈3〉 (新潮文庫)

デッド・オア・アライヴ〈3〉 (新潮文庫)