『妖精作戦PART II ハレーション・ゴースト』 笹本祐一 創元SF文庫 東京創元社

買ったのはここ
新装版以来だから、17年ぶりぐらい？
個々のエピソードは覚えてるものが多かったが、順番がでたらめだった。こういう順番であったか。
大温室のバイクチェイスとか、あの世に行く話とか。
「ビューティフル・ドリーマー」に、という献辞が巻頭にあったはずなのにない、と思ったらちゃんと巻末にあった。記憶力が。
1985年の初出時にこれを読むような人間はこの中に登場する作品をだいたい共通体験として知ってた。みんなが同じものを見ることが出来た時代。いや、そのために名画座まわりをしたり、放送を見るために電気売り場で見たりしたわけだが。「ガンダム」の初回は天神のデパートで見たし。ただ、今みたいにあふれすぎて一人が押さえきれるのはその一部って時代ではなかった。そんな頃の雰囲気が強く反映された作品だよなぁ。
懐かしい気分で読んだ。

ハレーション・ゴースト (妖精作戦 PARTII) (創元SF文庫) (創元ＳＦ文庫)