『南極点のピアピア動画』野尻抱介ハヤカワ文庫JA 早川書房

南極点のピアピア動画	SFマガジン 2008年4，5月号
コンビニエンスなピアピア動画	SFマガジン 2010年2月号
歌う潜水艦とピアピア動画	SFマガジン 2011年8月号
星間文明とピアピア動画	書き下ろし

買ったのはここ
笑えて泣けて、そこまでいっちゃうのかって話。すばらしかった。
買った日の帰りに読んだとこまでは、初出時に立ち読みで斜め読みしてたのでそのまま本を閉じられたのだけど、通勤中に読んでてだんだんやめられなくなって、帰っても読んで、会社でも休み時間に読んでさくっと読了。え、読むの遅いですか？
野尻さんがニコニコ動画でいろんな物作りを披露してるのは見てたし、解説でドワンゴの川上会長が書いてる「ニコニコ動画プレミアム推進ユーザーアピール」に賛同して、プレミアム会員になって今も毎月500円払ってる。たまにしか見ないのだけど。
第1話がSFマガジンに載ったとき立ち読みして、ニコ動技術部とオープンソースハードウェアでここまで実現できるかも知れないという世界を描いてるのがすごいと思った。同時に、先生そこまではまってるのか、とも思いましたが。
第2話ではコンビニの入店メロディから始まって、宇宙へ。
第3話は今回初めて読んだ。そして書き下ろしの第4話。世界が変わっちゃったよ。
あるあるなエピソードがたくさんあって、思わず電車の中で吹き出しちゃったり、かと思うとうるっと来ちゃう展開もありで、面白くてたまらない。
基本みんな前向きで、悪人がいなくて、面白いことが大好きで、変な社会批判とかもない、ある意味理系バンザイな物語。
堪能しました。