出た頃から手元にあったのだけど、ハードカバーは基本持ち歩かない上に読み切れないくらいの雑誌やらコミックやらでずるずると9月になってしまった。最後は持ち歩いて読んだ。
ナンシー関という名前は多分生前から知ってたと思うのだけど、書いたものを読んだことはなかったんじゃないかと思う。この本では、著作や出来事を時系列に整理して姿勢の変化やらを分析してあるのだけど、そこに出てくる掲載誌のほとんどが読んだことのない、読む習慣のなかったものばかり。出会う機会がなかった。テレビ雑誌はTVガイドとかテレPALとかザ・テレビジョンを読んでて、TV Bros.には縁がなかったし。というか、テレビ雑誌を買わなくなってから出たような気がする。
そうか、こういう文章を書く人だったのね。
僕自身テレビを見るのは幼児期からの習慣みたいになってて、朝起きてから寝るまで、家にいるあいだはずっとテレビがついてる状態。なのでテレビの評論と言えばもっと飛びついてて良さそうなもんだけど、残念ながらその存在を知らなかった。
というわけで、縁があって読んだこの本でナンシー関の著作を読む気満々。この本を読む機会を与えてくれた方に感謝。
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- 作者: 横田増生
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/06/07
- メディア: 単行本
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