a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『パソコン創世記』 富田倫生 青空文庫

富田さんが亡くなったときに、この本が青空文庫で読めると知って読み始めた。ずいぶんかかったなぁ。
パソコンが生まれた頃の話はいろいろ読んでるが、日本のパソコンの話はそんなに読んでないので、この本は初めてしることが多かった。
NECがPC98を出すに至る経緯とか、同時期に出してた別のパソコンとか。
興味深かったのは、みんなGUIを目指してたということか。
NECは、マイクロソフトとアップルが目指していたものが同じ会社の中にあって、マイクロソフトが目指していた方向に集中することになっていく。
マイクロソフトが大きくなっていく過程で、当時の副社長西和彦の果たした役割とか、やっていたこととかもいろいろと面白い。
富田さんが過去の資料をそのまま参照するのではなく、そこから事実をきちんと確認してまとめている姿勢についても納得でした。
図書カード:パソコン創世記