a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『藤子・F・不二雄大全集 ろぼっとろぼちゃん/かばんのぱっくほか』 藤子・F・不二雄 小学館

初出

ろぼっとろぼちゃん 『たのしい一年生』1961年8月号〜1962年3月号
かばんのぱっく 『たのしい一年生』1961年4月号〜6月号
しゃぼんだまぽんちゃん たのしい幼稚園』1960年7月号〜12月号
スーパーじろう 『よいこ』1963年1月号〜3月号、『幼稚園』1963年4月号〜12月号
ろぼっとたろう 『よいこ』1963年4月号〜8月号
すぴーどたろう 『よいこ』1963年9月号〜12月号
チイちゃん 『幼稚園』1961年6月号〜12月号
ピロンちゃん 『幼稚園』1960年9月号〜1961年5月号、『小学一年生』1961年4月号、5月号 原作:手塚治虫
ベレーのしんちゃん 『ディズニーランド』1965年3月号〜1966年8月号

届いたのはここ
1960年代前半(ってことは昭和30年代後半)に学年誌や幼年誌に載った作品群ということで、まったく知らないのばかりだったが、いろいろ面白かった。
後のF作品のエッセンスがこの時期からいろんな形で世に出ていたのがよくわかる。
「ろぼっとろぼちゃん」は、日常の中にいきなり子ども形ロボットが普通に入ってきたり、それを作った博士のいろんな発明品でドタバタしたり。
「スーパーじろう」は、円盤の人から手袋とブーツをもらってパーマン的に活躍できるんだけど、まだそれは子どもの日常の範囲で。
「ピロンちゃん」の第1話は手塚治虫が描いていて、第2話からがF先生。ちょっとは似せようとしてるのかも知れないけど、すぐにF作品になっている。
「ベレーのしんちゃん」はクレジットされてないけどしんちゃん以外はA先生の絵が多い。しんちゃんのパパの発明品はほとんどドラえもんの道具並み。実際、どこでもドアが「近道ドア」という名前で登場してるし。
大全集も、いよいよ次で終わりですねぇ。