『ゴジラを飛ばした男　-Godzilla flied by Banno- [Kindle版]』坂野義光小野原正明(編集) 先端映像研究所 ATMEDIA

買ったのはここ。
面白くて止められず、結局その日のうちに一気に読み終えてしまった。

サンプル版に収録されている第1章で「ゴジラ(2014)」の実現に至る経緯について大きな流れを語ったあと、第2章では東宝の先輩たちについて語り、第3章は監督になるまで、第4章で「ゴジラ対へドラ」の裏話、第5章は監督時代ということでほとんどがドキュメンタリーの裏話、第6章では映像表現の可能性を求めてやってきた企画や、これからやりたい企画の話など。
やりたい事を実現するために必要な金を含めたりソースを確保することや、いかに無駄なく予算の範囲で実現するかについて非常にシビアに計算してるところが見習うべきところだなぁ。
ちなみに、北九州のスペースワールドのコンテンツは、オープン直後に行った時に見てるはず。

ただ、電子書籍としての本書の作りは非常に雑で、まともに校正したと思えない誤変換やtypoのほかに、章節見出しの体裁などがまったく考慮されてなくてダメダメ。
自動折り返しを無視した文中の改行があったりするのも変。
そのあたりが改善された版と差し替えられる事を期待したい。

正直「ゴジラ対ヘドラ」は劇場で見てなくて、大人になってから友達と週末に酒を飲みながらビデオで見ただけなので、監督の名前もろくに知らなかったし、申し訳ないが正当に評価してませんでした。
ちゃんとマジメに見てみようかな。