a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『アオイホノオ .12』 島本和彦 少年サンデーコミックススペシャル 小学館

初出 ゲッサン '14年1月号〜6月号
アオイホノオは既刊分も含めて来週始まるドラマの帯がついてるんだけど、焔のセリフで「アニメ化はいいがドラマ化は…… だいたい原作通りにならない!」って、6月号のコマが引用されている。今回のドラマに対する島本らしい発言だろうか(笑)

それはさておき、本編。
DAICON III オープニングアニメ」の続きなんだけど、みんながウケてる中、焔モユルは
「目の前にごっそりと積んであったお宝を…
あいつらに!!
先にごっそりと持っていかれちまったんだぞ!!
それがわかってんのか!?」
と。
クリエイターをめざす若者はこの姿勢を見習うべきだよね。僕は単なる客レベルだから単純にウケててなんの問題もない立場だったが。
で、その楽屋に手塚治虫が来た話。山賀さんはオタク趣味が全くない人だったから手塚治虫を知らなかったという。どっかで読んだな。
高橋留美子の「うる星やつら」アニメ化。会社入って半年だったけど、初めて20万を切ったビデオデッキがちょうど良いタイミングで出たのでローンで買って、初回を待ち構えたのを思い出すなぁ。
焔がかっこいいアクションをギャグに持ち込むアイデアをもってて、誰かに先を越されるという焦り。
島本和彦による金田伊功タッチのラムちゃんというものすごいものが数ページにわたって載ってるのが眼福。
最後に持ち込み原稿が編集部でどう処理されているかという話。欄外にある編集長からのコメントがウケる。

いやあ、今回久しぶりに大興奮で読んでしまいましたよ。
あと「島本和彦」というペンネームの秘密とか、本名にまつわる話とかをさりげなく語ってたのもウケた。
アオイホノオ」は最初から面白い作品だけど、その中でもこの巻は特に面白かった。