a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『文藝別冊 [総特集] ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く』 KAWADE夢ムック 河出書房新社

買ったのはここ
即日着手したんだけど、持ち出さなかったのでちょっと時間がかかった。

ゆうきまさみは、OUTに「ざ・ライバル」が載ったときからリアルタイムで読んできたマンガ家。直接会ったことないのだが、いつまでたっても何となくオタク仲間という感覚が抜けない。こっちは何も生み出してないメディアの消費者でしかないので、仲間というのもおこがましいのだが。
パロディで出てきて、ずっとその感覚がどこかに残ってるのが魅力だよね。パトレイバーでは護衛艦の艦名に「つきなみ」ってあって、命名ルールには合ってるんだけど、それはつけないだろうというとことか、馬の名前がストライク・イーグルってのもありそうでなさそう。
そういう感覚が好き。

で、この本ですけど、いやあ、昔からの仲間であるとまとあき、川村万梨阿との鼎談が面白い。実は川村万梨阿が一番のキーパーソンだったのか。
ビックリだったのが、森博嗣の寄稿文。え、ゆうきまさみと同い年ですか。僕も同い年なんですけど。ってか、ずっと年上と思ってました。
巻末に年譜がまとめてあって、かなり細かい話まで載ってるのがおもしろい。
でもNHKに取材されたときに、アパートのドアをノックした取材者が「NHKですけど」と名乗ると「今月分は払いましたよ?」と言いながらドアを開けたエピソードは載ってなかった。のちに事前打ち合わせで適当に答えてドアを開けてくださいってことだったのでと語ってたのだが。その時書いてた原稿はバーディだったが、最初の連載は終わってて、長期連載になった分はまだ話もなかった頃だったと思うから何年頃だったか。
ともあれ、面白かった。