『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書) [Kindle版]』 川上量生 NHK出版

買ったのはここ
コンテンツとは何か、クリエイターは何をしているのか、といったようなことをスタジオジブリの現場で見聞きしたことからいろいろ考えて、ぶつけてみて確認してまとめたもの。というような位置づけか。
実写の情報量はフラットに多いが、アニメの情報量は見せたいとこに集中して全体としては少ない。作品の質を上げるために情報量を増やす。増やしどころを間違えると駄目になっちゃうわけだが。
トップをねらえ!」で、背景の情報量を上げることで時間を持たせられるようにしたという話を聞いたことがあるが、この辺の考え方に合ってる。逆にあるアニメ作品の中で、背景にある駅に着いた蒸気機関車が、背景画のような描き方でひどく情報量が少なくてダメダメだと感じたことがある。このあたりは情報量のコントロールって大事だという実例か。
そしてクリエイターは自分が取り込んだコンテンツを組み合わせて再現してるのだという話。
出来上がったものを見て取捨選択するのは誰でも出来るが、方向を決めたり、ないものを作るのは優秀なクリエイターでないとできない。
あの作品とかは、出来てなかったよな。
ってなことを思いつつ、腑に落ちる話も多かったのでいろいろ整理できて面白かった。