a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『RM MODELS 260 2017-4』 ネコ・パブリッシング

定期購読してるのが本日昼頃到着。今月はTMS未入手なのでこっちが先になった。
「特集 走らせよう!レイアウト」ってことでレイアウトたっぷり。
さらに、「プラッツ取扱開始!PECOカタログ」ですってよ。

表紙写真は本格的な固定式レイアウトでかなり巨大なスペース。本文トップに登場している「あの」新諸国鉄道かと思ったら、後ろのほうのページに載っている1/80・13mmの「常悦線」だった。

まずはトップに登場するのがあの新諸国鉄道。1970年代のTMSで見たのを覚えているが、詳しいプランとかはもうきれいさっぱり忘れていた。41年にわたる工事の末、14畳+9畳の巨大なレイアウトが遂に完成したそうで。なんだそれ。
全体のプランが載ってて、工事時期ごとに色分けされているのだけど、よくもまあこれだけ巨大なスペースを統一感を持って作り上げたなぁと驚くばかり。第1期の1975〜78年に作られたという部分も、今のレベルで見てもそん色ない素晴らしい仕上がりだし。ほんとにすごい。
それがTMSに載らずにこっちに載ってるというのもなんか象徴的な気がする。
しかし、これだけ巨大な屋根裏部屋のレイアウトで、ホコリ対策はどうなってるんだろうか。通電に関しては物差しにサンドペーパーをつけたもので物理的に磨いてるそうだが。それで41年やってて、レールがすり減ったりしないのかも気になるところ。

ほかに印西鉄道模型クラブのレイアウトや、これまで本誌に登場した固定レイアウトのメンテナンス事情についての話とか。

そしてPECO製品を使ったフレキシブル線路の敷き方。こういう記事を見るのって、それこそTMSにNゲージレイアウトの作り方が載った1970〜71年頃以来か?
バラストを撒くのが一般化したころ、コルク道床の上にフレキシブルを敷いてバラストを撒くのがいいんだろうなぁと思ったりしたが、もちろん自分で実際に物を作ったことがないまま今に至る。で、ここで紹介されているのがまさにその方法。やっぱりそれがいいよね。
直線と、曲線の敷き方。曲線でのレールの継ぎ目の修正方法が載っている。
さらにPECOの独特な床下方式のポイントマシンの取り付け方とかも。線路の下に穴をあけて取り付けるこのマシンとバラストを共存させるには工夫が必要だと思うけど、それに触れてないのがちょっと残念。
あと、ここに書いてないのはフィーダーの付け方だな。
それに続けてPECOフレキシブル線路主要アイテムカタログ。先の記事に書いてある品番がなんか見慣れないと思ったら、プラッツの型番になっていてPECOの型番の頭に「PE」がついているそうな。なるほどね。
フレキシブル線路の定規と一緒の写真と断面図にレールの高さ寸法が載ってるのもいい。
コラムでNとNファインにTOMIX、KATOのユニット線路まで断面を並べてあって、こうしてみると狭軌国鉄/JRにはファインは似合わないなというのがよくわかる。

その次の記事はB2サイズのレイアウト。さらにユニット・ジオラマの概要紹介。こちらは来月以降にも記事が載るらしい。

New Model PREMIUMで赤い交流電機が登場していて、KATOのEF70 1000番台が。KATOのEF70といえば、1970年代にNゲージを始めた頃赤い電機として唯一無二だった懐かしいものだが、それがリニューアルされてるのね。この記事の写真は手を加えてあるはずなので、さらにリアルでとてもNゲージには見えない。
で、記事を読んでたら「1980年より九州に渡ったタイプ」という言葉が出て来た。なんですと。ギリギリその頃は福岡にいたんですけど知らなかったよ。
営団の0シリーズの記事では千代田線の06系が2015年に廃車になったと書いてあるし、知らないことが多いなぁ。

そして表紙を飾っている13mmレイアウト「常悦線」の記事。
ちゃんと線路配置図が載っている。10500mm×3600mmで約22畳強ってどんだけ。
巨大なスペースを活かした本線の駅を中心に、一ひねりした複線エンドレスと単線エンドレスを配置し、フレキシブルを使って一定Rの曲線はないそうな。いいなぁ。
線路回りもシーナリーもストラクチャーも、どれもレベルが高くて凄いですよ。

今月号は興味のある記事が多くておなかいっぱいです。

RM MODELS (アールエムモデルズ) 2017年 4月号 Vol.260

RM MODELS (アールエムモデルズ) 2017年 4月号 Vol.260