a_sue’s diary

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『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【著者再編集版】 1: 怪盗紳士ルパン・上 (ルパン帝国再誕計画コミックス) Kindle版』 森田崇 原作:モーリス・ルブラン エギーユ・クルーズ

初出 イブニング 2011年3号〜8号、13号、14号
以前「奇巌城」の最初だけ読んだアバンチュリエが何やら新しくなってて、1巻が99円だったのでポチッとしてたのをやっと読んだ。
ルブランの原作版ルパンを順番にコミカライズしてる。
本書に収録されてるのは下記

  • アルセーヌ・ルパンの逮捕
  • 獄中のアルセーヌ・ルパン(前編、後編)
  • アルセーヌ・ルパンの脱獄(前編、中編、後編)
  • 謎の旅行者(前編、後編)

時代は20世紀初頭で、ルパンは二十代の若者。大昔に南洋一郎版で読んだ頃はひとくくりに大人の男性だったわけだけど、この歳になって二十代の若者としてのルパンを読むと立ち位置がなかなか難しかったりして。
いろんなトリックが出てくる、実はそのトリックを初めて使ったのがルブランだとか、初めて知った。
推理小説の世界は奥が深い。
ってか、僕はどっちかというとSFの人間なので推理小説の歴史に疎いのよね。
で、このスタイルで電子版を出し直すのはどうやらヒーローズでは「813」以降を描かせてもらえなかったので、独力でなんとかしようってことのようだ。