a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

プラネタリウムとかつしか宙(そら)トークと星空散歩 @葛飾区郷土と天文の博物館

ちょっと前から、かみさんと久しぶりにプラネタリウムに行こうかという話をしてた。
現在この日記を検索すると出てくるのは「かぐや」の時の講演ぐらいだけど、息子達が小学生ぐらいの頃何度も来てるし、それ以外にも水星の太陽面通過とか前回の火星大接近とか、はやぶさ川口淳一郎先生の講演とか、ご近所なので何年か前までは結構来てた。
それがとんとご無沙汰だったのだけど、少し前の金曜の夜にウォーキング中のかみさんが前を通りかかると天体望遠鏡で火星や土星を見せてもらったってのでちょうど火星大接近だし、行こうかと言うことで。
メルマガは購読してるんだけど、ちゃんと読んでなくて、久しぶりにサイトを見ると6月にプラネタリウムをリニューアルしたとのこと。

葛飾区郷土と天文の博物館|Katsushika City Museum

前回のリニューアルでデジタルになったときにブログに書いた記憶があるんだけど、はてなの前だったんだろうな。今はアクセスできるとこにない。
ググると前回のリニューアル当時の情報が引っかかった。
葛飾区郷土と天文の博物館|当館のプラネタリウムについて
2007年3月だったのね。
で、現在がこれ。
葛飾区郷土と天文の博物館|当館のプラネタリウムについて
タイムテーブルとしては

という感じか。
常設展示と特別展があるので16時前に行く。

特別展「かつしか学びの玉手箱 −葛飾と戦争−」

葛飾区郷土と天文の博物館|企画展・特別展
戦時中のいろんな資料や写真、現物などが展示されてたんだけど、個人的にはドーリットル空襲についての情報が興味深かった。
ドーリットル空襲 - Wikipedia
このあたりの上空をB-25爆撃機が飛んで、爆弾を落としたり機銃掃射したりしてたのね。それも100mとかの低空から。
ドーリットル空襲の名前は知ってたけど、具体的な情報を見たのは初めてだった。

プラネタリウム かつしかから宇宙へ2018版

前の会が終って天文展示室に人が増えた17時15分頃、2番目ぐらいで並ぶ。20分ぐらいに入場開始して、ほぼ真ん中あたりのG-14に席を確保。
この時点では中央にある投影機がスクリーンにちょっとかかってるように見えるけど、投影が始まると下がってることが多いので気にならない。
前の「かつしかから宇宙へ」を最後に見たのがいつだったかな。という程度なので比較してどこがどう変わってるかを書けるほど覚えてないが、全天周映像の博物館内からカメラがバックして入口から外に出て、そのまま地上を見下ろしながら空に上がっていき、太陽系を出て銀河系へと進んでさらに遠ざかっていく映像は迫力満点。かみさんは酔ったと言ってた。
前もそうだったけど、観測された宇宙だけを表示する3D映像が円錐を二つ頂点で合わせたような形になってるんだけど、観測できてない部分は天の川銀河が邪魔でその向こうが見えないのだと。そうだったのか。前の時にもこの形は見てるから、多分同じ説明を聞いてるんだろうけど覚えてなかった。
あとは夏の大三角形とかだったかな。
オリジナル番組であいかわらずのクオリティ。すばらしいです。

かつしか(そら)トーク 南天の星空を見に行こう!

ボランティアの方による、南天の星空の話。3階の天文展示室にて。
南半球の星空の見え方が日本で見るのとどう違うのかという基礎知識から始まって、南十字星の見つけ方とか。
太陽が東から昇るのは同じだけど、昼に見上げる太陽は右から昇ってきて左に沈む。星空の回転する方向も北半球と逆。同じ星座も逆さまに見える。
南十字星は、もういついっても見つけられると思う。
で、実際に南半球に星を見に行くとしたら、注意しなきゃならないこととか。
行きやすくて治安が良くて晴天が多くて気象条件が厳しくないところがよいと。
そして自分が6月にニュージーランドのレイクテカポに星を見に行ったときの旅行記
レイク・テカポ - 観光ハイライトとアクティビティ
雨が降ったり雲が多かったりしたけど、雲を通して結構見えたとか。星が多すぎるほど写ってる写真とか。
基礎知識から実用的な情報まで、素晴らしかった。

かつしか星空散歩

博物館の天体望遠鏡で星を観測できる観望会。火星が大接近してる今の時期は火星限定。
かつしか(そら)トークが終った後、1階に降りて整理券をもらい、会議室で解説動画やボランティアの方々の情報プレゼンを聞きながら待つ。冷房が効いててちょっと寒い。
整理券番号65番で、10番単位で呼ばれてだいたい7分おきぐらいかな。45分後ぐらいに呼ばれたのでもうちょっと早いか。
エレベーターで5階に上がるので、一度に上がれる人数がそのくらいということで。
上に上がると前の回の人が上の観測室に上がってて、それを待つあいだに投影で説明を見る。この部屋も寒いくらい冷房が効いている。
少し前に砂嵐があった関係で、模様が見えにくくなってると。
5分後ぐらいに前の回の人たちが望遠鏡の部屋から降りてきて交代。
途中、雲って火星が見えないという情報もあったけど、今は見えてますと。
実際に見ると大気の揺らぎでゆらゆらしてる赤い星が見える。湿度が高くて条件があまり良くないらしいがきれいに見えた。
5分ほどで終って下に降りる。

おまけ

博物館の外に出ると、入口の前にボランティアの方々が数台の天体望遠鏡を据えてて覗かせてくれる。かみさんが以前出会ったのがこれか。
最初に見たのが土星。わっかが付いたあのまんまの形が見えて、上で大きな望遠鏡で見た火星と比べて、こっちの方が感動する。
あとはアンタレスがなかなか見えなくて苦労したり、木星の周囲にガリレオ衛星が見えたり、月齢13.7の月を見たり。

入館料とプラネタリウム1回で一人450円、たっぷり4時間半楽しみました。