a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『ひとの気持ちが聴こえたら:私のアスペルガー治療記』 ジョン・エルダー・ ロビソン (著), 高橋知子 (翻訳) 早川書房

買ったのが2ヶ月前か。
a-sue.hatenablog.com
やや大きなソフトカバーだけど、しっかり持ち歩いて読んだ。

「TMS」というと、この日記では「鉄道模型趣味」のことなんだけど、この本では「経頭蓋磁気刺激」のこと。
アスペルガー症候群自閉症スペクトラム)な著者が、コイルからの磁気を使って脳の一部に刺激を与える実験に参加して、これまでわからなかった他人の感情がわかるようになる。
時間がたつとだんだんわからなくなるんだけど、一度そういう世界があるのを知ってしまったのでもう以前とは違う。
ってことで生活がだんだん変わっていくが、いいことだけでなく悪いこともあって、これまで気付かなかった人の悪意に気付いたり、結婚生活に支障が出て離婚したり。

アスペルガー症候群という言葉を知ったのは何年ぐらい前だったか。
我が身をふり返って、飛び抜けた能力はないけどひとの気持ちがわからなかったりするとこは当てはまるわ。ってことで、いわゆる発達障害だなと自覚した。
学校の成績はそれなりに良かったので普通に就職して生活してるけど、この本に出てくる自閉症かどうかでハッキリ違いが出る方法で調べたら自閉症に分類されるんじゃなかろうか。
身の回りにも当てはまりそうな人がいっぱいいるんだけど、実は結構多かったりして。
TMS受けてみたいな。

ひとの気持ちが聴こえたら:私のアスペルガー治療記

ひとの気持ちが聴こえたら:私のアスペルガー治療記