a_sue’s diary

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『文藝別冊 総特集 片渕須直 逆境を乗り越える映画監督』 KAWADE夢ムック 河出書房新社

途中の色々な割り込みは置いといて、休み中に読み終えようという気持ちでなんとか間に合った。
片渕須直の名前はかなり昔から目にしてた記憶があるのだけど、まさか「名探偵ホームズ」の時大学生だったとは。
この世界の片隅に」の本ではないので、過去作についてのページが多く、印象としては『マイマイ新子と千年の魔法』についてのページが多い。
マイマイ新子と千年の魔法」は劇場で見てなくて、Twitterで話題になってたのでDVDを買って見た

マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

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父が三田尻出身なので、防府は何度も行ってるちょっとなじみの場所だった。
今回久しぶりにこの本でいろんな評を見て、もう一度見返そうという気持ちがわいた。
一方で「この世界の片隅に」である。
劇場で見てBlu-rayで見て、こないだ『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』も見た。
この本の中で語られているディテールを、果たしてこれまで受け止め切れていたのかという疑問が湧き、もう一度見たい気持ちでいっぱい。
もちろん『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のBlu-rayが出たら買うけど。
今一番悔やまれるのは、すずさんと同い年の父が認知症の症状を見せる前にこの映画を見せられなかったこと。さらに出身地を舞台にした「マイマイ新子と千年の魔法」を見せてないこと。
円盤をもう1枚買って送れば良かっただけなのに。
そういうのは置いといて、宮崎駿高畑勲と対立する軸で作品を作っているのに対し、高畑勲の正統な後継者かもしれないという意味で、色々なことを思いながら読んだ。
いろんな後悔も含めて、ついていきます。
あ、町山さんとの対談で出てきた、ツアーで言葉が通じなくて白黒の靴を買ってしまう映画は、大昔に多分日曜洋画劇場で観た『火曜日ならベルギーよ』じゃないかと思って@ツイートしたら、「あ!それだ!」という引用ツイート


をいただけたので、ちょっとだけお役に立てたかもしれないと幸せな気分。

準備に入ってるという次回作も楽しみに待ちます。
総特集 片渕須直: 逆境を乗り越える映画監督 (文藝別冊)

総特集 片渕須直: 逆境を乗り越える映画監督 (文藝別冊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2019/12/19
  • メディア: ムック