a_sue’s diary

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『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 Kindle版』 リンダ・グラットン アンドリュー・スコット 池村千秋 (翻訳) 東洋経済新報社

Amazonからコピペしたタイトルが全角なので「LIFE SHIFT」で検索したときヒットしなくて焦った。
kindleなので紙を広げにくい電車の中や、風呂の中、歩きながら読んだりしてたんだけど、今日は終わりが近いので家でも読んで読了。
統計的データが今の若い人は100年以上生きる可能性が高い時代になっていると。
現在の、教育、労働、引退後の3ステージの人生パターンはもはや通用しなくなっていると。
実際祖母が90歳以上まで生きたし、父も今年95だし、自分もそのくらいまで生きる可能性が高いかもという気がする。
昨年生まれた孫は確実に22世紀まで生きるんだろうな。
で、60で引退するモデルはもはや通用しない。60で引退するなら老後資金のための貯蓄を収入に対してとんでもない率で貯めないと足りない。
ついこないだ人生90年で老後資金が2000万足りないとかいう話が出たけど、そもそも前提が今の定年制を前提にしているのがダメで、働く時期と学習してスキルアップする時期を混在させながら引退の時期を延ばさないとやっていけない。
我が身をふり返ると、機械系の大学を出て機械の設計者として働き始めたけど、10年後にIT業界に移って、管理の仕事に就いてた時期もあるけど早めに退職して、今は現役プログラマをしながらディープラーニングなどの勉強をしてまだまだ現役を続けるつもりでいる。今の会社はそういうのを支援してくれるし。
自分で意識はしてなかったけど、この本に書かれているようなことの一部はやれているのかもしれない。
IT業界に移った頃にパソコン通信を始めて、その時知り合った人たちとは今もつながってて、そういうとこもただ会社の仕事をしてる以上の無形財産を持つことが出来てる。
昔は子供と労働者しかいなかったのが、子供と労働者のあいだにティーンエイジャーがうまれ、労働者のあとに引退後というステージが生まれたように、これからの時代は勉強と労働をうまく使い分けながら長く働く新たなステージが生まれていくのだ。
と考えると老後資金が足りない話は、もっと働き続けて現役を続ければいいのだと思えて少し気が楽になった。
ちなみに第一世代のオタクとしていろんな面白いモノに触れてきたのが、今の人生を豊かにしてくれてるし、子育てにもいい影響があったと付け加えておこう。
人生はこれからだ。