a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2020 12 No.947』 機芸出版社

表紙を飾っているのは 1/87・9mm 究極のOberursel/Deutz短期等内燃機。
いい感じのレイアウトに見えるが、主役は中央のロコ。中の記事を読んで驚愕。内燃機関と同じメカニズムをネオジウム磁石とコイルで往復運動する形で再現して作動するという、なんか凄い。

TMS鉄道模型コンペティション2020 Nゲージ部門入賞作品グラフは、気になるのがキハ47プッシュプルによるマヤ34香椎線検測編成と西鉄500形、西鉄20形。
香椎線検測編成って見たことはないのだけど、前後のキハ47は帰省したときに乗ったことがある懐かしい車輌。
そして西鉄ですよ。懐かしいベージュと小豆色の時代。500形も20形も乗ったことがある。ずっとそこにいた車輌。キット組み立てになってるけど、こんなキットが出てたのね。
そんなの関係なく凄かったのが特別賞の自由形蒸気機関車4輌。写真でもわかる細かな作り込みが凄い。

1/80・16.5mm 日本懐古鉄道は、7 × 1.57m の巨大なレイアウト。
ストーリードリブンで、設定とダイヤ運転を追った各所の写真をカラーで掲載して、そこに6ページ使ってる。
その後の製作記が圧巻。運転本位を目指し、以前、線路施設と電気配線までやって挫折したデュアルキャブコンのレイアウトの反省でDCCを採用したと。
記事を読んでるとDCCの利点がよくわかりますよ。何年前だったか、DCCが出始めの頃にホビーショーかなんかのKATOのブースで、息子達二人がDCCで2列車を難なく運転させてもらったのを思い出しちゃう。
カラーページで収まらなくて2ページが白黒ページに行っちゃって、「線路際の小物類はちゃ染め液で着色している。」というキャプションが付いた写真が白黒なのが残念。

ALTEN HOF のクリスマスは、1/87・16.5mmのセクション。
ヨーロッパの街並みを、本線をまたぐ道路と同一面に再現し、本線とクロスする道路上に路面電車を配置してある。
200体の人物を配置していろんなストーリーを作り込んである。いいなぁ。ヨーロッパなので市販のフィギュアをそのまま使えるのもいいよね。

駅舎を作る は、1/87で福島交通軌道線長岡分岐点の駅舎だけをまず作った記事。
軒下に駐まってる大型バイクは、ホンダのCB750かな?

製品の紹介では、グリーンマックスJR九州BEC819系100番台が気になるところ。
香椎駅香椎線のを見かけたことがあるが乗る機会がなかった。

車輌設計者 高田隆雄さんの少年時代のノートから あこがれ、空想の蒸気機関車 鉛筆画。
高田隆雄さんという方を存じ上げなかったのだけど、汽車会社で蒸気機関車設計分野で活躍された方らしい。
形式図のような側面図のようなものが多数収録されてるんだけど、1枚だけ斜め前からイラスト風に描かれたものがあって、こういう絵を見ると大塚康生さんを思い出してしまう。ああ、イラスト集買わないと。

そのあとZゲージレイアウト2題。
Zゲージのレイアウトの記事は珍しい。
一つ目は房州鉄道白浜専。
750×450のスペースにNゲージのプラン集のプランをZスケールにしたもの。
エンドレスに被さるようにリバースがあり、終端駅が二つでヤード付き。
メンテナンス性を考慮してトンネルをなくしたそうで。
このサイズでもいい感じのレイアウトが作れるっていいなぁ。
二つ目は三田急行電鉄三田駅周辺。
都市型で駅と機関区もあるんだけど全体のプランが載ってない。

巻末には12月号恒例の2020年索引。
今年もこれでおしまいか。

鉄道模型趣味 2020年 12 月号 [雑誌]

鉄道模型趣味 2020年 12 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: 雑誌