a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー 671)[Kindle 版]』 半藤一利 平凡社

1ヶ月前に月替わりセールで買ったもの。
着手前に著者である半藤一利氏が亡くなって、書展の店頭は追悼平積みでこの本をよく見かける。

というとこで、その後着手したものの、朝から読んでて暗い気分になって中断したりしながらやっと読了。最後の方は歩きながら読んだりしてた。
ペリー来航から日露戦争までの40年で世界と互角な国になり、そこから太平洋戦争の敗戦まで下り坂の40年、戦後復活して高度経済成長を見せる40年間、そこで昭和が終るんだけど、そこからまた下り坂の40年。
日本ってそういう国なのね。
当時の人の日記や手記などの一次資料と、当事者へのインタビューなどの取材が内容に重みと信頼を与えてて、何となくしか知らなかった太平洋戦争への道があまりにバカなので暗澹たる気分になる。
今やってる東京五輪やコロナ禍への対応など、日本人は全く変わってないんだな。
「起きると困るようなことは起きないということにする」「根拠なき自己過信」「底知れぬ無責任」
やれやれ。