a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『スマホ脳』 アンデュ・ハンセン 久山葉子 新潮新書 882 新潮社

細かな用語の記憶力がないので、受け止めた意訳モードで。
人類の進化と環境への適応から、外部刺激への反応がどうなっているのかから始まって、数万年前の狩猟採取時代に適応した反応が、現在のスマホなどの外部刺激に過剰反応していて、それがストレスを生み過剰に不幸になっている。
因果関係と相関関係をきちんと区別する心理学者が書いている内容なので、そこらの素人が自分の体験で語っているネット時代にありがちな言説とは重みが違う。
運動が状況を改善するとか、SNSを遠ざける必要性とか。
最近2歳前の幼児にタブレットで救急車の映像を見せたりして、スマホの害を心配するお母さんの不興を買ったりしてるんだけど、すみませんでした。
個人的には平日は毎日1万5千歩ぐらい歩いてるし、SNSを見てると心がすさむので1年以上前から見るのは Facebook の趣味系のとこだけになってるしで、結構対策できてるのかも。
原題を直訳すると「陰脳」になるらしいけど、「スマホ脳」は「ゲーム脳」を連想させるからいいタイトルじゃないよな。この本の内容はもっとちゃんとしてる。