a_sue’s diary

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『ビッグX 手塚治虫文庫全集(1)、(2) Kindle版』手塚治虫 講談社

初出 少年ブック 1963年11月号~1966年2月号
紙の1巻を持ってる。
a-sue.hatenablog.com
ってか、小学生の頃買った貰った鈴木出版の手塚治虫全集版や、少年ブック別冊の総集編、テレビコミックスなどいろんな形で断片的に読んでたのが、中学生の頃出たサンデーコミックス版でそろったと思ったが2巻の最後で薬が切れたあとなんの説明もないまま東京に戻ってきて、最後のミクロXが出ず、全集版でやっとミクロXが出たが不満は解消されず。
その辺の話は以前書いたことがある。
a-sue.hatenablog.com

それをふまえて、昭とニーナの年齢設定とかを確認したくなって、紙を探せば出てくるはずだけど電子版を持ってないこともあってチェックしたら文庫全集版の kindle がポイント55%。買っちゃえ。
ってことで、久しぶりに一気読み。

ニーナが収容所に10年いて、13,4歳ということがわかるシーンがあって、手配されてる昭は「11、2歳ぐらいの日本人少年」とアナウンスされてるけど日本人は若く見えるからニーナと同じか少し上ぐらいか。
収容所を脱出して、以後パートナーとして活動してるけど、年頃の少年少女が一緒に寝てるってよく描いたなと思いつつよく読むと、昭が寝床からガバッと起きて偵察虫ロボットを打ち落とすとこと、ベッドから身を起こすニーナが同じベッドで寝てるとハッキリわかる描写はなく、読者の妄想力をかきたてるだけで決定的な描写は避けていると思われる。
ってなことを考える年寄りっていやね。
でも、当時やたらケガをしたり捕まったりするニーナって、子供心に気になる存在ではありましたよ。

手塚治虫作品は、最近いろいろ雑誌掲載版が出てるので、「ビッグX」もぜひよろしく。