a_sue’s diary

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読了『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折 (文春e-book) Kindle版』 春日太一 文藝春秋

買ったのはここ。
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巻末のリストを見ると橋本忍脚本の映画はけっこう見てるんだけど、『砂の器』も『八甲田山』も、もちろん『幻の湖』も見てない。
もちろんどんな人かも全く知らなかった。
この本では本人の語った言葉や周囲の人の言葉、さらに時間がたってからの言葉、この本のためのインタビューなどから主要作品の成立過程などを多角的に掘り下げる。
面白かった。
基本的にばくち打ちで経営者としての感覚があって数字で語れる人だったのね。
それが『幻の湖』では外しまくるわけだけど、橋本忍監督は橋本忍脚本をうまく撮れなかったという向き不向きな話がね。
砂の器』と『八甲田山』、見ないとなぁ。
怖い物見たさで『幻の湖』も見てみたいかも。