a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

読了『SFアニメと戦争』 高橋杉雄 辰巳出版

買ったのはここ。
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直後の三連休で3/4ぐらい読んだが、そのあとアニメのディープな話に突入して、各シリーズの見たことない作品の細かな話がながら読みできなくて時間がかかった。
米国の国際政治学者ケネス・ウォルツが編み出した「分析レベル」の考え方で、戦争の原因について第1イメージが人間、第2イメージが国家、第3イメージが国際システム。
SFアニメで描かれる戦争はほとんどが第1イメージで、人と人がわかり合えても戦争はなくならない。
SFアニメで描かれる戦争が国際政治学的に正しい必要はなく、そのあたりは別物として楽しんでる様子。
メインの4作品以外に多数の作品を取り上げていて、意外な思想的なつながりがあったりして面白い。
巻末の富野さんとの対談ではガンダムからイデオンの創作の裏側的な話もあって面白かった。