a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『ヴォイス 〜命なき者の声〜』 @フジテレビ

先週の続き。
なので、「どうして」はなし。
親の病院が、医療ミスを隠そうとしている。その疑惑が払えなくて解剖を勧めた彼。でも解剖しても死因を特定することはできなかった。
後悔。でもやらなくて後悔するよりも、やって後悔する方が。という流れだったか?
実は父の院長と亡くなった作家が大学時代に長崎県人寮で隣同士で仲がよかったことがわかる。とかなんとかで、実は癌に冒されだんだん自分が自分らしくいられなくなることを恐れて、尊厳死を選んだとわかる。
最後にはいつもの軽い楽しい会話があったが、今回は重かった。
個人的にいろいろ思うところがあって、会社に入って4,5年の頃、ばりばりやってたベテランの先輩が病気療養でしばらく休業。復帰したときには放射線治療の影響かどうか、バリバリの面影もなくなんだかボケ老人のような姿になっていた。あの人がなぜという。その少しあとに亡くなったのだけど、あの姿は哀しかった。もうその先輩が亡くなった年を越えてしまったのだけど。
だから、自分が自分でなくなる恐怖。それを愛する妻に見せたくない気持ちはよくわかる。
そして覚悟の死であった、と。
もうひとつ、亡くなった作家が使ってたボールペン。Bicのボールペンですよ。黄色い軸の。高校の頃愛用してました。使い尽くして空になったのを机の引き出しにためてた。だからあのたくさんのボールペンはすごくよくわかる気がした。なにがわかるのかよくわからんけど。
謎のラストメッセージ「18金」。これは見たとたん将棋だろ〜と思ったらあたりだった。
とか何とかいろんな要素が入り交じりながら、人としての尊厳死を求めた心と、それをかなえた友人の心。もう泣けてぼろぼろですよ。
って、こないだのろけたんだけど、今回はかみさんは泣けなかったようだ。「泣ける?」と聞かれてしまった。笑われないだけましだと思えるが、ちょっとこの辺は泣きのツボが違うのかも知れないなぁ。
次回、最終回!