a_sue’s diary

a_sue の日記 はてなブログ版

『月刊 鉄道模型趣味(TMS) 2011 4 No.821』 機芸出版社

読了は3/21だが、買った日に書いておく。
表紙を飾っているのは鹿島鉄道の浜駅をモデルにした16番のモジュール。記事もあるが、驚かされるのは写真をコンデジ(リコーCX1)で撮ってるという話。デジ一じゃなくてもこれだけ撮れちゃうのか。もちろんモジュールとしての完成度も高いです。
ニュールンベルクメッセ2011のレポートはメルクリンがすごい。メルクリン・マイワールドというブランドで、プラレールみたいなショーティの赤外線リモコン式ICEのセット。レールはしっかりHOの16.5mmで、そのままHOのレイアウトでも走らせることが出来る。これを卒業するとDCCの本格模型が待っていて、同じような操作感覚で運転できるという仕掛け。メルクリンと言えば3線式のレールが、線路鉄の僕などには残念なイメージが強かったのだけど、もはやそんなものは影も形もない。DCCがまたすごいんだ。DCCのコントロールステーションとWiFiでつないだiPad/iPhone/iPod touchに専用アプリ(700円)をインストールして、モバイルコントロール可能。
‎「Mobile Station」をApp Storeで
なんだこれ。すごすぎるよ。ちょっと興奮しちゃった。DCC持ってないのに、このアプリだけ買ってみようかと一瞬思っちゃったよ(笑)
Nゲージの川越鐵道谷地炭鉱専用線というモジュールがまたすごい。え、1800×900+1180×350で固定式レイアウトじゃなくてモジュールなの?ってとこでまずびっくり。これだけの規模で、これだけ作り込んである定尺ベニヤ以上のサイズなのにJANTRAK企画に則ったモジュールだという。これどうやって運ぶんだろう。ディテールの作り込みが素晴らしくてほれぼれしますね。またこの木組みの高架の線路がいいんだ。残念なのは、6.5mmのナローが最上層で走ってるらしいのだけど、プランに明記してなくてどこをどう通ってるかわからないところかなぁ。これだけでもすごくいい感じに見えるんだけど。どこかのイベントで実物にお目にかかることはできんものか。と思ったら、作者の方がTwitterにいらっしゃるのね。
Twitter. It's what's happening.
川越鉄道 架空
すごいすごい。
Nゲージレイアウトでは、泉州交通「春風線」「節夏線」がコンパクトにいい感じでまとまってる。いかにも地方私鉄って感じで。
戦後日本鉄道模型製品の歴史では、ベーカー型カプラー。僕が鉄道模型に興味を持った頃は、16番の完成品はベーカー型が標準で、ケーディを使ってるのは個人製作品の一部という感じだった。片側しかふくらんでないのは改良品かと思ってたが、実はそっちがオリジナルだったのね。
で、TT9のいのうえさんが製品を出していくことの難しさについて国内状況などを語っている。TT9のキハ82系を計画してるらしいけど、そこに出てくるメーカー名が「セッテ」。この号を頭から読んでて、P75に16番のキハ82系を編成で発売してるという広告を出してるのに気づいて名前が頭に残ってた。ちょっと興味がわいてきました。って、16番もTT9も手が出ませんが。
今月号は個人的にすごく中身が濃かった。

鉄道模型趣味 2011年 04月号 [雑誌]

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