『藤子・Ｆ・不二雄大全集 新オバケのＱ太郎 1』 藤子・Ｆ・不二雄 小学館

初出 1971年『小学一年生』4月号〜1973年3月号、1971年『小学二年生』4月号〜1973年2月号、1972年『小学一年生』6月号
届いたのはここ
アニメの「新オバケのQ太郎」の頃の連載分。Qちゃんがさらにかわいいプロポーションになり、弟のO次郎が登場する。
基本オールカラーで、二年生の後半で色がつかなくなってるとことかがよくわかる。雑誌から復刻した分ではコマに番号が振ってある昔の小学館スタイルもよくわかって、手が加わったコマだけ番号がなかったり突然白黒だったりというのも面白いところ。
同時に届いた「ドラえもん」の1982年の小学一年生4月号掲載分が普通の4段なのと比べると、このあたりの小学一年生4月号はずいぶん対象を幼いものとしてる感じがする。
かと思うと二年生の12月号でサンタクロースがいない前提の話を入れてあって、まだ信じてる子もいる年頃だと思うなぁ。
ともあれ、最初の連載の頃の落語的な生活漫画からずいぶん雰囲気が変わってるのが面白かった。

藤子・F・不二雄大全集 新オバケのQ太郎 1: 藤子・F・不二雄大全集 第3期