買ったのはここ。
当社比でずいぶん早く読み終えた。
松方弘樹へのロングインタビューと、後半は松方弘樹のフィルモグラフィになっている映画紹介。
自分よりもずっと先輩の役者たちを見て得たこと。今の若い役者が理解してないこと、殺陣の中の動と静、着物の着方、立ち居振る舞いなどについてのいろとか。
僕の世代はかろうじて子供の頃まだテレビの時代劇がたくさんあって、近衛十四郎の「素浪人月影兵庫」などもリアルタイムで見てた。大河ドラマも歌舞伎とかの名前の人が多くて、そんな中に郷ひろみなどのアイドルが出てきたあたりからちょっと違う気がしてた。繰り返し出てくるのが、衣装や小道具に要求を出すには知識が必要ってこと。いえばすぐに出てくる裏方さんがいる状況でも、要求する知識がないと出てこない、と。
僕はずいぶん前に時代劇を見るのをやめてしまったが、その理由がきっちり言語化されている気がして面白かった。
- 作者: 春日太一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/03/10
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