初出週刊少女コミック1978年28号〜1979年3号。
フラワーコミックス全3巻が発売されたのが1980年の前半。それ以外で出たものは持ってないので、たぶん最後に読んだのがそのあたり。ということは28年ぶりに読んだのか。一気に読む体力がなくて、なんだかんだで1週間かかってしまった。
例によって場面場面でおぼえているところがないこともないが、大きな流れはまるで記憶に残ってなかった。雑誌掲載時に読んで、コミックを買って、全プレ(多分)のクリアファイルまで持っているのに。
迫害される異分子・超能力者というのは「精霊狩り」と同じテーマであるのだけど、ダーナの話がコミカルであるのに対し、レッド・星のこの話はかなりシリアスだ。それでも救いのあるラストである。
この頃の少女マンガというのはほんとに何でも受け入れるところがあって、いろんな作品が登場しているのだけど、「スター・レッド」をはじめとする萩尾望都のSF作品は本格的ですばらしかったし、今読み返しても少しも古くなってないのには驚いてしまう。
今回、カラーページを完全復元しての大きなサイズで読むことができたのは、とても幸せだ。
スター・レッド 萩尾望都Perfect Selection 8 (フラワーコミックススペシャル)
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/01/25
- メディア: コミック
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