『ワイルド7 13 [地獄の神話]後編』望月三起也ぶんか社コミック文庫

買ったのは前編同様金曜日。やっと読了。
後編には初出情報が載っていて、「地獄の神話」の初出が週刊少年キング '73年9/17号(No.39)〜'74年8/19号(No.35)。約1年続いた、これまでで一番長い話ですね。
望月作品には時事ネタがたくさんあって、クタクタジャガーは当時なんかの商品を買うと抽選でもらえるぬいぐるみのようなやつ。映画「日本沈没」の話が出たり、当時のアイドルの名前が並んだり。あったあった、みたいな。
それはさておき、植物園で戦う5本指の一人が使っているライフルの一つがM14。あの頃これを見て欲しくてたまらなかったのだけど、当時はモデルガンは出ておらず、とても残念だったのを覚えていますね。最近になってエアガンとして登場していますが、今となってはそちらに使うお金がありません。20年前に出ててくれればねぇ。
一方、この話に出てくるコルト・ガバメントは、その形状が当時出始めだったMGCのプラスチック製モデルガンの形なところが懐かしい。今からは想像もつかないモデルガンの暗黒時代でしたね。金属モデルは規制でぼろぼろ。プラはまだ出始めで、おもちゃのような感じだった。今のエアガンのような本物と見まごう形状や表面仕上げなど夢のまた夢で。軽かったし。今のプラは当時の亜鉛合金モデルガンより重いですからね。でも今のエアガンも調子に乗ってやり過ぎると、またとつぜんつぶされちゃいますよ。
というようなことを思い出しながら、30年ぶりに読んで、趣向を凝らしたアクションの連続を堪能しました。
ところで、P.143でバイクに引きずられるイコちゃんは、下着を着けてないように見えるのですが・・・